キャバ嬢が思う面倒な客をまとめました。

「来るものは拒まず」がキャバクラの基本なので、毎日色んなタイプのお客様がお店にやって来て遊んで帰られています。
常識があり紳士で優しい方ばかりなら良いのですが、中には「はあ?」と言いたくなるお客様がいるのも事実です。
もちろん人間同士なので相性もあるでしょう。でもどう考えてもイラつく、ムカつく、腹立つお客様もいます。

プロのキャバ嬢はどんなに嫌な顧客に出会っても顔には出さず、笑顔で優しく接客しなければなりません。
「こんなお客さんは嫌だな」と思えるお客様の傾向や特徴、対処法をここでチェックしてみましょう!

①自慢しかしない客

来店してソファーに座るやいなや

「いやあ~、今日も部長から仕事が早いって褒められたよ。俺ってさつい先を見据えながら行動してしまうタイプだから気が利くっていうか、行動が俊敏っていうか、出来る男だって事がすぐにバレちゃうわけ。次のプロジェクトも全部任されちゃったよ。これで来年は課長に昇格間違いなし。俺って出来る男だからさ」

こんな自慢話を延々一人で喋るお客様がいます。自慢したがりなお客様は意外と多いです。
年収、社会的ステータス、身に付けている高級品、所有している車、良く出来た妻や子供など、自慢のネタはかなりあるもの。
ただ口を開けば自慢話しかしないお客様は「普段から抑圧されているのだろうな」と感じます。

こんなお客様には適当に話題を合わせ、「すごーい!さすがですね!」と合いの手を入れて気持ち良くしてあげるのが一番。
お店や女の子の悪口を言うわけではないので直接的な害はありません。
ただただ時間が過ぎるのを待つ作戦です。笑

②お金がない・ケチな客

お金をあまり持っていないケチなお客様も困ります。

・ドリンクを奢ってくれない
・延長はしない
・同伴出勤もしない
・プレゼントもくれない
・ボトルも入れない

このタイプの方はお金にならないので、キャバ嬢の側から見ると嫌な客です。

ただし本人から見ると「基本料金内で飲めた」「余計なお金は使わなかった」と一種の達成感が味わえるようで、会計時に清々しい表情をしている事もあります。
勤務するお店は割合お金を使ってくれる顧客が多いのでケチな方は目立ちますが、お金をあまり持っていないのにキャバクラに来るお客様は放置するのが基本。

もともとゆとりがないのに無理してキャバクラに来ているのでそんなに長い期間通う事はないのですが、この手のタイプに営業を仕掛けてもあまり効果がない事も多いです。
こういうお客様がお店に来るのは仕方ありませんが、見込み客ではないので営業はしないようにしています。

③下ネタばっかりでとにかく気持ち悪い客

キャバクラに口説き目的でやって来る方は意外といます。そういう方は下ネタを振って女の子の反応を良く見ています。
「下ネタを振ってまんざらでもなさそうな女の子なら脈あり!」なんて考えているのかもしれません。対応するキャバ嬢の側は「キモい」と感じているのですが、本人には分からないのです。

もともと下ネタ好きなお客様もいるので、抜本的に改善してもらうのは無理。
そういう方は「ああ、こんな人なんだ」と割り切るようにはして適当に受け流します。
「もー、品がないんだからー」と笑顔で対応しますが、目は笑っていないと思います。
もし「一緒にデート、どう?」と言われてもハッキリお断りしましょう!

キャバ嬢の対応が期待通りでないと、口説き目的の客は他のお店や他の女の子にサーっと移っていきます。
嵐と同じで、じっと過ぎ去るのを待つしかありません。