ここからは私の4回の体験入店遍歴をご紹介します!

まず最初に体入を経験したお店は、自宅から割合近くにオープンした新規キャバ店でした。この時「おかしいな」と思う点はいくつかあったのですが、初めての体入だったので「こんなものかもしれない」と思い見過ごしていた点もありました。
そういった反省も含めて、体験談をご紹介したいと思います!

初めての体入は都心部から離れた新規オープンのキャバクラ

初めて体験入店したお店は、自宅から駅3つ分離れた場所にある新規オープンのキャバクラ店でした。
偶然、駅前を歩いている時にチラシとティッシュペーパーをもらい「自宅の割と近所にキャバクラ店が開店した」事を知ったのです。

キャバクラに対しては伝説のGAL雑誌で活躍する綺麗なキャバ嬢や、お客様にちやほやしてもらえるイメージなどもあり憧れていました。
でも都心のキャバクラ店で働く勇気がなかったので憧れは単なる憧れのまま。
ただ自宅の近く(電車で3駅先)にキャバクラ店が新規開業した事を知り、「これを機会にキャバクラ店に挑戦してみたい」と言う気持ちが湧きあがって来たのです。

昼間は仕事をしているので働けるのは週末だけですが、チラシには「キャバ嬢募集。シフト自由。週1回の勤務でも可」と書かれていたので、「私にも出来るかも」と俄然やる気が湧いてきました!
実家で両親と同居していたので、両親にはキャバクラで働く事は伏せて「週末だけアルバイトに行きたい。終電で帰って来るから大丈夫」と言って了承してもらい、お店の採用担当者に電話しました。

お店の電話対応に違和感を感じたけど、そのまま面接へ

お店の採用担当者に電話を掛けてみて「あれ?」と違和感を覚えた事がありました。それが担当者の電話でのマナー。まるで体育会系の学生のような口調だったのです。

「お店で女の子を募集しているとチラシを見たのですが、面接はされていますか?」
「そうっすね。面接してますね~」
「面接希望者なのですが、受付はして頂けますか?」
「いいっすよ。明日は土曜日っすけど、午後とかはどうすか?」

お店の採用担当者と言うよりは、社会人経験のなさそうな学生のような電話マナー。「これはないだろう」と思いましたが、実際に担当者と会ってみると話し方には難がありましたが明るく、人当たりの良さそうな方だったので「この人なら大丈夫かも」と安心しました。
ただ顔つきの身分証明書を持参したにも関わらず、それをきちんとチェックしてくれなかったのが不安点でした。

面接の結果見事合格。早速翌日に体験入店する事に。必要な物を揃えて指定された時間にお店の裏口(スタッフ用通路)を開けたのです。

面接が通りいざ体入!しかし…

ところがいざお店に入ってみると、「専属のヘアメ担当者がいる」と聞いていたのにその日はお休みで、自分で髪をセットしてメイクをする事に。
さらにレンタルドレスも種類があまりなく、とりあえずサイズに合ったと言う理由で趣味じゃないロングスカートのドレスしか選べず、しかもお店に入ると店舗内はガラガラ。

お店のオープンは夜7時。もちろん新規店がオープンから満員になる事はないため、暇な時間を過ごす事になりました。
ただ気になったのはスタッフも暇だったにも関わらず、仕事の内容について丁寧な指導が一切なかった事。

キャバクラ初心者である事は面接時に伝えていたのに、お酒の作り方やおしぼりの渡し方などの指導が雑。
分からない点を質問しても「忙しいから」と適当な返事で詳しい事は教えてもらえませんでした。しかも開店して2時間もお客様は来ないまま。「本当に大丈夫なの?このお店」と心配になるくらい。

それなのに店舗スタッフはお喋り三昧。
やる気のない店舗スタッフの姿に不信感で一杯になりました。

【結果】結局1組だけ来て何もできないまま、早上がり

結局開店から2時間後にお客様来店。40代くらいのサラリーマンで新規客。
ガチガチに緊張してしまい、お酒を作る時に手が上手く動かずにタンブラーを倒すと言う失敗もしてしまいました。そこで「実は私、キャバクラのお仕事って初めてなんです」と正直に告白。

するとお客様が「ああ、そうなの。じゃあ失敗しても無理ないよね」と笑って許してくれたので、緊張が解けました。
ただ会話が続かずずっとぎこちないままで20分経過。次の女の子とチェンジして、指名も入らなかったため早上がりすることに。

店長からは「結果については、後日連絡でいいっすか?」と言われ「ああ、不採用なんだ」とガッカリ。
けれど当日頂いた日当は思った以上に頂けて思わずニンマリしてしまいました。
結局お店からはその後一切連絡が無く…惨敗です。